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LastUpDate '99.7.09 by STGM-3rd

宝塚記念

G1 阪神 芝・2200m

スペシャルウィーク
グラスワンダー
マチカネフクキタル
スエヒロコマンダー
×キングヘイロー

 夏のグランプリ、宝塚記念の時期となった。このレースについては多少思うところがあるので、こちらもご笑読されたい。
 雨の心配は今のところなさそうで、良馬場で行われるであろう。ただ、馬場の内側がかなり荒れているので、常に内側を回らされる馬には注意が必要である。

 今年のG1ホースは3頭。本命は1番人気が予想されるスペシャルウィークで仕方ないだろう。
 スペシャルウィークは天皇賞(春)を快勝したものの、本来はこのくらいの距離がベストの中距離馬である。それが古馬になってさらに力をつけ、長距離も苦手だった重馬場も克服するようになった。今回はスローペースが予想されるが、瞬発力に秀でたタイプのこの馬なら問題はないだろう。
 注意点は2つ。まず、重馬場は克服したといっても、やはり凸凹馬場はあまり良くないということ。この点は外目の枠になったし、鞍上は比較的馬場を選んで走らせるタイプなのであまり問題はないと思う。もう1点は、今年に入ってからのレースはペースの関係で4番手くらいからの好位差しといった位置取りであったが、本来は脚をためて差した方がいいタイプということ。先行に拘っては足下をすくわれることもあるだろう。ただ、これも今年に入って後ろから差されたことのない地力を考えると、そんなに問題ではないのかもしれない。

 対抗にはやはりグラスワンダー。この馬を本命にとも考えたのだが、スペシャルウィークより後ろを走るこの馬の方が内枠になった点だけを見て対抗に。要するに勘である。ベストは2000mと思うが、2200mならば別に問題はないであろうし、荒れた馬場も瞬発力比べも心配はない。
 能力はスペシャルウィークと互角以上だが、引っかかるのは安田記念で叩き合いで敗れたこと。キングヘイローらと叩き合いで競り勝ってきたスペシャルウィークに比べ、勝つときには快勝に近い勝ち方をしてきたこの馬では、最後の一伸びに不安が残る。2強並び立たずとよく言われるが、この馬にも崩れてほしくはないのだが。

 キングヘイローは、休み明け、太め残り、距離適正外の安田記念大敗は無視していい。距離はこれくらいなら十分能力を発揮できるし、体調もずっと上向き。能力自体も前述2頭とは引けを取らないものがある。
 しかし、何と言ってもこの馬のネックは安定しない気性にある。道中不安にかられたり行きたがったりと、とにかく不安定で、これまでまともに走ったことのある方が少ないかもしれないほど。根性馬の割にはゴール前であっさり競り負けるのは、その辺のロスが大きいせいだろう。スローで外目の枠になった今回では馬群にも入れづらく、またもや引っかかってジ・エンドの危険性が高い。どちらにせよ過去スペシャルウィークには完敗しているし、ここは填ったときの押さえまで。

 それならば、やっとベストの舞台で戦えるマチカネフクキタルを上位に。距離はベストで、瞬発力比べは願ったりかなったり。菊花賞時の追い切りの動きには達していないが、馬体もようやく絞れてきて力は出せる状態に。じっくり脚をためられれば逆転は十分ある。
 ただし、逆に鞍上が大阪杯のように先行策を取ったりすると、あっけなく崩れる場合も。安定感から見ても上位2頭ほどの評価は与えられない。

 進境著しいスエヒロコマンダーを4番手に。距離はいいし状態もいい。瞬発力比べは少し辛いのと、一気に相手がそろったことからこの評価にするが、連下までなら何とかなるかも。

 ステイゴールドはこういう大舞台で外すのは怖い馬だが、さすがにもう限界に近いか。掲示板は外さずとも、勝ち負けまではちょっと。
 4歳馬オースミブライトは。確かに強い馬ではあるが、いくらなんでも古馬のトップクラス相手では荷が重い。まだ本格化前の馬だし、いくら斤量が軽くても期待はしづらい。
 その他の馬では実力的にしんどい。

 このレースの後、たいがいの馬は放牧に出され、秋のG1線まで英気を養うことと思う。是非とも全馬無事に走り終えてもらいたいものであるし、それで白熱したレースが見られれば、何も言うことはない。

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