高松宮記念 G1 中京 芝・1200m

一着マサラッキ
二着シーキングザパール
三着シンコウフォレスト

○−△では押しが弱い

 晴れて良馬場。朝に水でも撒かれたのかちょっと芝に水を含んでいたらしく、内側も見た目より荒れているようだが、タイムは速かった。このレースも1.08.0とまずまずの好時計。
 キョウエイマーチとトキオパーフェクトが3番手以下を離して逃げ、前後半の600mが32.6−35.4秒と前半が狂乱ペース。前崩れで中団につけた馬が上位を独占した。

 マサラッキは中団で6番手ほどから。4角で馬群が逃げ馬に追いつくにつれ、じわじわと外を上がっていき、最後は直線真ん中を素晴らしい伸び脚で差しきった。待望の良馬場、得意の中京、ハイペースといろいろと好条件があったのは確かだが、それに見合う内容でもあった。スプリンターの意地を見せた。

 シーキングザパールは馬体重が472kgで少し重め。道中はマサラッキと並んで、馬群の中団、内ラチ沿いの6番手ほどを進む。4角手前からもマサラッキと共に動き出し、外に持ち出し追い比べ。最後は勝ち馬に離されたが、きっちり2着は確保した。
 何度も述べているように本質的にスプリント戦がベストではないこと、今回は重め残りだったことが敗因に挙げられるが、ともかく勝ち馬には完敗。逆にそれで2着確保は、国際G1馬は伊達ではないというところか。

 シンコウフォレストは肝心の馬体重が−6kgでまだ絞れそうだが、だいぶいい感じ。この時期がいいのだろう。レースではサウンドワールドと並び、最内で逃げ馬からは離れた4番手からの競馬。4角でも最内で、前の逃げ馬と外の差し馬の間のポケット地点から最内をガリガリ上がり、最後は見せ場たっぷりの3着。4角で先着した馬には置いていかれたのが最終的な敗因だが、G1馬としての面子は立った。さすがに生粋のスプリンターは違う。
 ただ、今後1200m戦で秋まで大きなレースがないのは事実。それだけに勝ちたかっただろうが、しょうがないか。

 キョウエイマーチは結局行く気になってトキオパーフェクトとハナを競り合う形。行くか控えるか中途半端に決めずじまいだと、こうなる。しかし、4角ではほぼ単騎逃げの形になり、最後はアップアップになったものの、なんとか4着に踏ん張った。やはり行ききると強い。スプリント戦は基本的に合っていないのだが、さすがに使われてきて慣れただろうし、4歳時よりも粘りをつけているということか。
 だが、先着した3頭の馬には完敗で、1200m戦では今後もよく頑張ったという程度の結果しか残せないだろう。やはりマイル戦で活路を見いだすか、スプリント戦なら相手に恵まれるか。

 サウンドワールドは出走前に入れ込んで、ハナを奪えず3番手から。それが全て。11着。

 トキオパーフェクトは出足が今ひとつ。キョウエイマーチとがりがり競り合ったものの、外枠だったこともあり結局ハナを奪えず。外から被されることはなかったが、いくらなんでもこのペースで走っていれば、直線に入ってすぐにバッタリ。それにしても、4角を先頭で向かえられないとあまりに脆い。14着に惨敗。

 アグネスワールドは好スタートから単独5番手の競馬。しかし、そこで無理せず抑えようとしたため、じわじわスピードが落ちて3角では7番手以降に落ちる。4角から大外を押していったものの、上位の馬には置いて行かれ、結局10番手ほどで直線へ。最後の200mは良い脚を使って突っ込んできたものの、これでは5着が精一杯。なんともちぐはぐな内容だった。
 内容が余りにお粗末だったのは確かだが、G1レベルでは1200mはそんなに向いていないのも確か。体ももうちょっと絞れそうだし、これからまだ良化は望める。今のところは、安田記念に出てきてもグラスワンダーにつけられた差は大きいだろうが、なんとか立て直してもらいたいものである。

 シンボリスウォードは11番手ほどからの競馬だったが、一線級のスピードについていけず、いい所まるでなしの9着。まだまだこれからの馬だ。

 走れない馬はついて来れない、スピード勝負のスプリント戦らしい、見応えのあるレースだった。

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