中山グランドジャンプ J・G1 中山 芝・4100m

一着メジロファラオ
二着ケイティタイガー
三着ヨイドレテンシ

▲−△ならハズレでしょう

 雨天の中どろどろの不良馬場で行われた。上がり3Fが44.1というのは馬場と距離を考えるとまあ速い方で、先頭の馬にこのタイムで上がられると、後続はどうしようもないだろう。

 メジロファラオは平均ペースで逃げるファイブポインターの2番手で落ち着く。2周目(?)の大生け垣でファイブポインターがバランスを崩し外によれたところで、コーナーワークを利して先頭に。最終周は後続を大きく離して一人旅。最後の障害でバランスを崩しケイティタイガーに猛追されるが、直線でまた引き離す。
 ともかくこの馬のスタミナはすごい。道悪が巧いとしても、これだけの不良馬場になればさすがに消耗は激しいだろうし、大障害などの飛越も抜群に上手いとは言えるものでなく、飛越による疲労も結構あるのだろう。それで最後にメンバー中第2位のタイムで上がるのだから、たいしたものだ。
 ただ、やはり癇性は強く絡まれる展開になったときは以外と脆いかもしれない。それにもっと短い距離でスピードを要求されるレースへの対応も、少し心配は残る。だが、豊富なスタミナを生かす展開になった場合には、今回のような強さを発揮できると思う。障害の世界ではまだまだ成長が期待できる。頑張ってほしい。

 ケイティタイガーは3番手から。最後は他馬より1秒近く速い脚を使って猛追したが、最後の坂で力尽きた。しかし、結果を見るとやはり古豪というだけはある。スピード・スタミナとも衰えは否めないが、飛越技術と斤量への慣れは十分なもので、今後も連に絡むだけのレースはしてくるだろう。

 ビクトリーアップは不良馬場が全然ダメ。最後は地力で4位まで追い上げたが、見せ場はなし。これだけ馬場に泣かされた感じが目立つと、さすがに斤量がどうだったかは分からない。距離は問題ない様子。次走、良馬場ならば当然注目である。
 イチバンリュウはビクトリーアップの少し前を進んだが、こちらもいい所はなし。中山の大障害は初体験だが、やはりそのキャリアの浅さは大きく響いたか。飛越技術自体は経験により向上できるものだし、この馬もまだまだ見限ることはできない。

 ファイブポインターはスタミナ不足。阪神スプリングジャンプで最後に外によれていたが、あの辺が限界だったようだ。いいペースで逃げていたが、大生け垣でバランスを崩してからはバッタリ。殿負け。

 ゴッドスピードは予想で触れた不安が全て的中した。不良馬場・斤量ともにマイナス材料。さらに掛からないように5番手ほどに抑えて行ったが、逆にそれで入れ込んでしまった。大差の9着。ブービーだった。

 新しいファンファーレが作られたりコースもちょこっと変わったり、大障害に「中山グランドジャンプ」の宣伝旗が貼られたりと、ともかく新しいことづくめの新G1戦。雨が降ったのは残念だったがレース自体は実のあるものだったし、来年以降の国際レース化に向けてまずまずのスタートが切られたと言っていいだろう。

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