朝日杯3歳ステークス G1 中山 芝・1600m

一着エイシンプレストン
二着レジェンドハンター
三着マチカネホクシン

無印−○

 良馬場で行われた。内側が少し凸凹した馬場だった。レースは激しい先行争いからダンツキャストが単騎逃げとなり、前後半の600mが33.5−37.6秒の超ハイペースに。縦長の展開だったが、後続集団はスタート後や勝負所でごちゃつく場面もあった。

 レジェンドハンターは大して押していったわけでもないのだが、持ち前のスピードで3番手まで上がる。競り合いを避けて手綱を抑えたため、序盤は掛かったまま好位を進む。2番手のシアトルフレームが3角で早くもつぶれ、先頭のダンツキャストが直線入り口まで頑張ったものの、馬なりでこれに並び先頭へ。坂に入ったところからポツンと一頭の形になる辛い展開で、坂を上りきったところで一杯に。
 掛かるくらいなら行かせてもと思うが、このペースならやむを得ないところ。一介の逃げ馬なら、同型が多く出てきた場合は一気にレースが厳しくなる。サイレンススズカのようにさらに速いペースで逃げるという手もあるが、マイル以下の距離ではさすがにオーバーペースになりすぎる。今後のことを考えれば、好位に控えさせたのは正解だっただろう。負けて強しの内容だった。距離は鞍上も言っているが2000mまでなら今でも大丈夫そう。

 エイシンプレストンは発馬が悪く後方から。前が詰まり気味だったので、無理せずそのまま後方で追走。ゲート入りを嫌って気性の若い面を見せたが、レースでは折り合っていた。4角では馬群の中を進み、直線に入ったら上手く内が空き、するする伸びる。最後は脚色十分に内からレジェンドハンターを交わし、デビュー以来37日目でG1制覇を成し遂げた。展開の助けは大きいが、力もある。距離の融通も利きそうで、来年がおもしろそうな馬。

 マチカネホクシンは良いスタートを切ったが、するすると最後方まで下がる。マイペースで行こうとしたのだろうが、ハイペースにちょっとついていけず、気合いをつけながらの追走。3角から押して押して外をまくっていき、直線では大外へ。スパートした距離を考えればよく伸びたが、最後の100mでさすがに一杯に。上がり時計はメンバー中最速で勝ち馬以上のタイムだった。
 マイル戦でこのペースではきついようだ。それで3着という成績は、地力があるということだろう。距離は今のところもっと長い方がいい。

 エンドアピールは最内の6番手を普通に進む。4角手前から最内のまま一気に押して行くが、反応は今ひとつ。 直線入り口では外に持ち出し、止まらずにジリジリ伸びはしたが、4着。現在はもう少し短い距離の方がいいようだが、その割にはしぶとい内容だった。まあ、これからの馬。

 トップコマンダーは馬群の真ん中で8番手ほどから。勝負所でもなかなか動けず、馬群の中のまま直線へ。こうなるとジリ脚が辛い。止まりはしなかったが、5着。決め手のなさが響いた。
 ラガーレグルスは体重の割には小柄に見える馬。それだけ身が詰まっているということか。発馬して3完歩目くらいで他馬に寄られて落鉄した模様。そのためか追い出してからの行きっぷりが悪く、勝負所で後手を踏む。直線でも伸び脚悪く7着惨敗。落鉄がなくても、凸凹馬場はあまりよくない感じ。じっくりと体勢を立て直してほしい。

 ショウナンラルクはもともと差す作戦だったようで、後ろから3番目くらいを追走。4角から一番外を回っていったが、伸びもぼちぼちといった感じで10着。今まで逃げていた馬が、いきなり馬群に揉まれて追い込み競馬をするのは無理があったか。もうちょっと前か、いっそのこと最後方を単騎追走の方がよかったかも。逃げなくても良いかどうかは次走次第。
 マイネルコンドルは休み明けでも行きっぷりはそんなに悪くなかったが、それでも追走に手間取る。8番手ほどからジリジリ下がって、4角では最内の最後方近くに。13着。次を見てみないとわからないが、もうちょっと距離が長い方がいいかも。

 今年は評判が高くても諸処の理由でこのレースに出ていない馬がたくさんいて、すぐさま勝ち馬が来年の主役とは言い難い。しかし、それでもG1馬はG1馬である。エイシンプレストンも激戦を制したのだから、胸を張って明け4歳を迎えてほしい。

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