アメリカ ジョッキー クラブ カップ G2 中山 芝・2200m

一着スペシャルウィーク
二着サイレントハンター
三着メジロスティード

○−◎で本線的中!

 降りしきる雨の中なぜか良馬場発表で行われたようだが、タイム的に見ても馬場ははっきりと重であった。
 レースは引っかかったテイエムトップダンを先に行かせてサイレントハンターが2番手に控え、前後半の600mが37.4−35.4秒のスローペースに。

 サイレントハンターは最初からじわっと行くつもりだったらしく、ハナには拘らずに折り合いをつける。3角から一気にペースを上げ最後まで手応えがよかったがスペシャルウィークにはあっさりと交わされる。
 これだけ見ているとやはり中距離で先行したこの馬は強いが、今回は相手が1枚上手であったとも言える。だが、今回が本当にベストのレースであったかというと、あながち首肯できるものでもない。スペシャルウィークとメジロランバートがメンバー最速の35.0秒で上がり、レース全体の上がり時計が35.4秒というのを考えると、この馬の上がり時計35.9秒は脚を溜めた割には大したことのないものだ。やはり二の脚に期待できるタイプではなく、前後半の1000mが60秒ほどの平均ペースで逃げるのがあっていると言えよう。

 スペシャルウィークにはあまり細かく触れる必要はないだろう。敢えて言うなら、サイレントハンターがそんなに離して逃げずにいてくれたのが助かったということだが、ともかくこの馬がこの距離では抜けて強かったということである。

 メジロランバートは道中のスピードも勝負所での瞬発力もさほど無いのに、自身には短すぎるこの距離で出遅れたのではかなり厳しい。それで最後に大外を強襲して4着に踏ん張ったのはは、地力がついた証拠であろう。逆に苦手なはずの重馬場でこれだけ走れたのは収穫とも言える。もっと長い距離なら勝ち馬との差も詰められよう。

 メジロスティードは渋い馬場で時計が掛かったのがよかったが、これ以上を望むのは酷か。

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日経新春杯 G2 京都 芝・2400m

一着メジロブライト
二着エモシオン
三着メジロシャープ

○−◎で本線的中!

 朝から雨が降り、昼には上がったが馬場は湿った状態で良馬場発表。内側が荒れ始めていることを考えると、実際は重に匹敵する馬場になっていた。やはり京都競馬場の馬場状態発表は全く当てにならない。
 レースは予想通りメジロシャープが引っ張りスローペースに。しかも前後半の600mが39.1−34.9秒、1000mが66.4−59.1秒とえげつないスローペース。直線で横一線にはならなかったが、馬群が団子状になっていたため接触が起こっており、メンタルの弱い馬なら走る気を無くしていたことだろう。

 メジロブライトは中団の6番手ほどで折り合い、3角の坂の下りから押して押して大外を回り、最後はエモシオンとの叩き合いを制した。着差こそ際どかったものの、あの馬場とトップハンデを背負って大外を回ったことを考えれば、完勝と言っていいだろう。外枠であったのとスローペースを見越して中団につけた鞍上の判断も正解。
 有馬記念とこのレースでの疲労が心配ではあるが、この後阪神大賞典までは2ヶ月ほど開いているし、その間にリフレッシュできれば当然阪神大賞典・天皇賞(春)と主役を担うのは間違いない。

 エモシオンはスタート直後から残り1000mくらいまで馬群の中で掛かりっぱなし。これでは本来競馬にならないのだが、そこから素質だけで2着に食い込んだのは流石と言うべきか。もう少し落ち着けばとも思うのだが、そうすれば今回馬群を無理矢理こじ開けて抜け出したような闘志が削がれる結果にもなりかねないし、難しいところだ。いっそのこと末脚には拘らず、最初から馬の行きたいように走らせて大逃げを打ってみるのも手かもしれない。

 シルクジャスティスは最後方から直線では一瞬良い脚を使ったものの、伸びきらず。展開が不向きではあったが、そのような展開の競馬で今まで勝ち上がってきただけに言い訳にはならない。馬体は問題ない様子だったし、精神面でまだ復調していないということか。まさか終わってしまった早熟馬ではないだろうが。

 メジロシャープは3着。よく踏ん張ったとも思うが、瞬発力のない先行馬が後続を引きつけて逃げているのでは、最初から勝てるはずもない。距離はもっと長くても大丈夫そう。

 マーベラスタイマーはメジロブライトを追うような形で上がっていったが、結果は4着で完敗。重賞はともかくオープン戦でなら簡単に勝てるだろうが、G2ではまだまだ。

 5着以下は首や頭差でほとんど差はない。ちょっとしたことで3〜4番手くらいは簡単に着順が変わったであろう。
 ブリリアントロードは9着。道中は4番手からだがエモシオンが馬群を割ったときにあおりを受ける。これほどの瞬発力比べも向いていない。
 ヒカリサーメットはやはり最内枠が災いしたか。内側でじっとしているだけで競馬が終わってしまった。しかもこの上がりではしょうがないが、5着なら頑張っている。
 ボールドエンペラーは休み明けというのもあるが、もともとこういう馬場はあわない。殿負け。

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