| ◎ | フサイチエアデール |
| ○ | ハギノスプレンダー |
| ▲ | ゴッドインチーフ |
| △ | エイシンルーデンス |
| × | プリモディーネ |
桜花賞は非常に速いペースで進められ、また精神的・肉体的に比較的不安定な4歳牝馬同士で争われるため、G1の中ではよく荒れるレースである。また、今週末は雨天の模様で、重馬場適正もレース結果には加わってくるだろう。
どちらにせよ、主力の能力が拮抗しており、当たり外れを抜きにして面白いレースが見られそうだ。
阪神のマイル戦はスタート直後にコーナーがあり、外枠の先行馬には基本的に不利なコースとなっている。もちろん、昨年のロンドンブリッジのように高い能力を持っている馬ならば地力で押し切ってしまうこともできるのだが、そうでなければ、思った位置取りを得られなかったり逆に序盤にオーバーペースとなり、最後の坂で力つきることになろう。
その意味では、今回はエイシンルーデンスとトゥザヴィクトリーの取捨に頭を痛めるところである。
トゥザヴィクトリーは別にハナに拘らないタイプで、枠順からいっても無難に2番手に立てそう。しかし前走(アネモネS・1400m)を見てみると、中間に熱発した影響があったとしても前評判に比べれば不甲斐ない様子。どうも道悪も得手ではないし、距離ももっと長い方がいい感じ。マイルは新馬戦でしかしていないが、その時計も平均以下。素質は認めるが、ここでは余り推せない。
エイシンルーデンスは、現在のところマイルが距離上限のようだ。それもマイペースで逃げられてこそという感じで、ペースが速くなった場合には阪神3歳牝馬S時のように最後まで保たない。その点がかなり心配なのだが、今回は他に逃げたい馬が外枠のトゥザヴィクトリーくらいで、コウエイロマンに絡まれどうしだった阪神3歳牝馬Sほど状況は悪くない。重馬場実績もあるし、粘り混みを期待してこの評価。
スティンガーの取捨にも困窮するところである。
展開が向いたとはいえ、阪神3歳牝馬Sの勝ち方は圧倒的だった。この時は追い込んだが、位置取りにはある程度の自在性もありそうだ。道悪も巧そうだし、本調子ならばよほどのアクシデントでもない限り勝ち負けできるだろう。
しかし、今回の4ヶ月の休養開けはどうだろうか。確かに十分に乗り込んでいるし、体は仕上がっている様子。だが、久しぶりの実践ということではレース勘も十分に戻っているとは思いにくい。調教でも強めに追われることはなく、だいたいが馬なりの調教である。繊細な若い牝馬の体を考えると強い調教をしないことも頷けるのだが、それも闘争心が仕上がっているかという点では気に懸かる。
もちろん能力的には問題なく快勝までありうるのだが、ここでは無印としておく。
ゴッドインチーフは1600mより長い距離がいいが、今までの結果を見てみると、ここでも上位である。前走や前々走のようにある程度前につけられた点に成長はうかがえるが、やはり脚をためて最後の直線勝負に出るのが一番持ち味が生きるだろう。しかし、そうなるとやはり多頭数の馬込みを捌けるかが問題になってくる。決め手は随一、重馬場も悪くなさそうだし、中間の動きも絶好だったが、比較的内側の枠になり包まれる不安が拭いきれないので、3番手評価。
結局本命にはフサイチエアデール。前走は時計こそ平凡だったが、実質競馬をしたのは最後の200m程度で、それで3馬身差の圧勝。相手関係を考えれば勝って当然ではあったが、最後に見せた非凡な瞬発力には高い評価を与えたい。マイル戦での持ち時計もよく、安定した先行力があり大崩はないだろう。
問題は道悪と外枠。未勝利戦では稍重で圧勝しており、全くダメということもなさそうだが、やはり未知数としかいいようがない。大外に近い17番となったのも多少考えるところ。包まれないのと馬場のいいところを走れるのは好材料だが、やはり距離損は痛い。
結局絶対の大本命とは言い難いが、1戦毎に力を付けているのは確かだし、その勢いを買いたい。
対抗はハギノスプレンダー。鞍上は道悪は巧くないと言っていたが、その道悪で前走ほど力強く抜け出せるのならば充分。今まで相手も軽かったし格下の感は否めないが、馬場適正と高い勝負根性に期待。
スタートマーチには距離が足らない。掲示板には載れても勝ち負けまではどうか。
ウメノファイバーは道悪がどうだろうか。時計も今ひとつ。
フォルナリーナは前走でも少し馬込みを怖がる向きがあった様子。素質はありそうだし距離も向いてそうだが、多頭数のここでは様子見。
桜は残念ながら散りつつあるが、桜花賞の栄冠は消えることも褪せることもない。今年の桜の花は誰のもとに降り注ぐのであろうか。
|