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LastUpDate '99.6.4 by STGM-3rd

東京優駿

G1 東京 芝・2400m

アドマイヤベガ
オースミブライト
ペインテドブラック
テイエムオペラオー
×ブラックタキシード

 お天気は下り坂ではあるが、なんとか雨も降らず良馬場で行われそうである。芝状態もまあまあ良さそうで、勝ち時計は結構速いかも。できればゆったりと逃げたいワンダーファングやヤマニンアクロの他、スタンド前からの発走により引っかかってしまう馬がいるだろうから、ペースは平均よりちょっと速いか。

 さてダービーの予想であるが、はっきり言って自信がない。皐月賞で一番強い競馬をしたのは勝ったテイエムオペラオーであるが、東京コースで同じ脚が使えるかどうか。信用していいのかがわからない。
 皐月賞では3角から追い通しで、一見ズブいタイプのようだが、その割には直線に向いてからの瞬発力がすごい。しかもトップスピードがまさに目を見張るものがあり、これが府中の長い直線中で使えるのかどうか、かえって不安になるくらいである。筆者は、この馬は単にコーナーワークが上手くない直線一気の瞬発型だと思い、4番手に予想する。すなわち、坂を上りきって脚が止まるのではないかと考えるのである。
 単にスタミナだけを考えるのなら、2400mの距離延長は問題ないだろう。これであのトップスピードを500m維持できるのなら、もうお手上げである。

 ナリタトップロードも、同じく皐月賞で強い競馬をした。ただ、こちらは2000mがベストのように思う。もちろん2400mでも全くダメなことはなく、対処はできるのだろうが、ことG1と考えるとやはり不安が残る。ここは思い切って無印に。

 そこで本命対抗には、皐月賞で期待をかけたアドマイヤベガとオースミブライトを取り上げる。この2頭はいずれも2400m(もしくはそれ以上)がベストに思う。
 アドマイヤベガは、詳しくは皐月賞の回顧を見てもらいたいのだが、前走の不甲斐ない負けは度外視にしていいだろう。まともに走れば地力は当然このメンバーでも最上位の一頭である。また、スタートからしゃかりきに行かず(もしくは行けず)、ゆったりと脚をためた前走や前々走は、むしろ距離が伸び広いコースになったダービーにこそ向いた戦法である。最内枠で揉まれても平気なタイプだし、残るは馬体の回復と鞍上の手腕だけが問題となる。
 オースミブライトは多少ズブいタイプではあるが、馬場や展開に関わりなく確実に最後は伸びてくる。根性タイプの馬で、坂中でポツンと一頭になってしまった前走のようにならなければ、充分勝ち負けも。レース間隔が中途半端に開いたので、舞い上がらずに走れるかどうかが鍵。

 ペインテドブラックはまだ気性が幼く、道中も他の馬に頼って走るタイプ。そのせいか、青葉賞ではスローペースなのに道中気合いの入れ通し。しかも3角からムチが入って直線では内に刺さりまくるむちゃくちゃな競馬をしたのに、勝ってしまった。スタミナは十分だし、長くいい脚を使える東京コース向き。ブリンカー効果で道中まじめに走りさえすれば、皐月賞上位馬にも引けは取らないだろう。期待も込めて3番手評価。

 その青葉賞で2着だったマイネルシアターは、切れる脚はないがジリジリ伸びるタイプ。もっとも以前よりはずっと切れ味をつけているし、スタミナも十分。ただ、ペインテドブラックに寄ってこられたのに負けて一緒によれているようでは、G1ではパンチが足りない。
 ニシノセイリュウは、キャリアの浅い馬が前走でひどい負け方をしたところでは、今回はまだ信用できない。成長もまだまだできるし、ここは様子見。
 チョウカイリョウガは素質はありそうだが、まだG1には1枚足りない感じ。

 トライアル組からはもう一頭、ブラックタキシードを取り上げよう。今までは逃げたり追い込んだり不安定な競馬をしていたが、前走では好位抜けだしの王様競馬。もうちょっと抑えた方が良さそうだが、それでも有力各馬のちょっと前で競馬をできるのは有利。揉まれる展開になったことが少なく、最内枠になったのがどうかと思うが、状態はさらに良くなっているようだし、連下までなら。

 今年もダービーの季節がやってきた。ムシムシした気候を吹き飛ばすような、すかっとしたレースを期待していよう。

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