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LastUpDate '00.4.8 by STGM-3rd

桜花賞

 G1 阪神 芝・1600m

サイコーキララ
サニーサイドアップ
チアズグレイス
エアトゥーレ
×シルクプリマドンナ

 阪神のマイル戦はスタート直後にコーナーがあり、外枠の先行馬には基本的に不利なコースとなっている。そのコースで行われる桜花賞は、必然的に内外の馬達の先行争いが激しくなり、ハイペースでレースが進められることが多い。ただ、今年はすごく速い先行馬がいるわけではなく、昨年と同様に「間の桜花賞ペースよりは落ち着いたハイペース」となるのではないか。
 ちなみに日曜は晴れるようで、例年よりも芝状態は良い様子。1分34秒台の速い時計での決着が予想され、持ち時計のない馬には少々不利か。

 トライアルの主力である四歳牝馬特別とチューリップ賞であるが、チューリップ賞の方はかなりの重馬場で行われ、出走メンバー自体もそうレベルの高いものではなかった。したがって予想の中心となるのは四歳牝馬特別や他のトライアルのメンバーであり、もしくはチューリップ賞で重馬場に泣いた素質馬である。

 平均よりちょっと速いペースで先行した四歳牝馬特別を快勝したサイコーキララは、同様の展開となりそうなここでは、四歳牝馬特別組の他の馬よりも上位の評価を与えられて当然であろう。この馬自身は先行しても好位差し程度に控えても問題ない自在性を持っているだけに、安定した成績を望めそう。ハイペースに自分から巻き込まれに行って共倒れするのが最悪のパターンであるが、その辺りは鞍上を信用するしかない。

 同レースで2着となったシルクプリマドンナであるが、確かにデビュー以来3戦目と経験が浅く、初めての芝レースかつ重賞であり、体調が万全でなかったとなれば、勝ち馬と0.3秒差の2着は悲観すべきないようではないかも知れない。ただ、ここがその次のレースというのでは「経験による上積みがある」とまでは言えないし、多少体調が良くなった程度では、前走の差を逆転するのは難しい。また、さんざん言われている鞍上の差であるが、確かにサイコーキララの鞍上がG1初経験というのは心配なことではあるが、シルクプリマドンナの鞍上も威張っていられるほど巧い訳でもない。従って、現時点ではサイコーキララに先着できない以上、シルクプリマドンナにはこの程度の印しか付けられない。

 エアトゥーレは四歳牝馬特別で3着。その前走の敗北は、休養明けの前々走で大きく馬体を減らしていたために強い調教をつけることができなかったことが効いたもので、こちらこそ悲観するないようではなかった。体調は良化しているし、距離延長もプラスになりそう。ただ、追い込み脚質だけに4角がきつい阪神コースで多頭数を捌かなければならないのが、不安材料となる。外枠となったので自然と馬群の外に出せるだろうが、それはそれで距離損が痛い。ここは逆転までにらんだ4番手評価程度が妥当か。

 ベルグチケットは戦績だけで見ると1200mがベストの様子。それも距離が長くなると行きたがるというだけであるから、3歳時に見せたように思い切って逃げれば問題ないかも知れない。しかし、陣営側が勝負根性を生かしやすい差し脚質に転換させたいらしく、それならばこのレースも引っかかって自滅という恐れがある。
 エンゼルカロは、転厩初戦のレースでいろいろと大変だったといっても、前走はあまりに負けすぎ。このレースは様子見にしたい。

 チアズグレイスはチューリップ賞では道悪に泣いたタイプ。過去2走でいずれもサイコーキララには惜敗しているが、それらは絞りきれず重め残りだったというせいもある。中間はハードに追われており、良馬場のここであれば逆転が不可能とは言えまい。パンチは足りないタイプだが、逆に安定感を買ってこの評価に。

 他のトライアル組では、サニーサイドアップを対抗に抜擢する。コンスタントに使われているが馬体はいい感じで安定しているし、そのレース経験の多さは若駒の集まるクラシック戦では武器となる。馬込みを苦にしないし、叩き合っての根性も非凡な様子。2000mまでのレースを経験しているし、阪神コースこそ未経験だが、坂のきつい中山コースのマイル戦で勝ちあがってきている。むしろオークス向きかもしれないが、スタミナに不安がないのも、消耗戦となったときには有利である。あとは切れる脚がないのに内枠となってしまったので、どう位置取って馬群を捌くかがポイントである。

 マヤノメイビーは素質もコース実績もあると思うが、休み明けぶっつけでは見るだけに留めたい。

 散りつつあった昨年と違い、今年はまだ満開の一歩手前という感じか。例年より低調といわれている桜花賞の面々であるが、そんな前評判をはね飛ばすような華を咲かせてほしい。

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