
さて、いよいよ有馬記念である。毎年書いていることだが、中山の2500mは、アップダウンが激しくコーナーが多い、トリッキーなコースである。しかし、府中の2000mのような不利は起こりにくく、最後の直線も短いものの急坂があるため、逃げ馬も追い込み馬もチャンスを持つコースでもある。 今年はホットシークレットが絶対に逃げると宣言しており、この馬の単騎逃げの展開となりそうである。スローペースにはならないと思うが、この馬1頭ではハイペースも見込めず、平均的な流れとなるか。 本命は迷うことなくテイエムオペラオーに。疲労はさすがに溜まっているようだが、連戦が堪えているのはこの馬だけではないし、出走メンバーとの力関係を考えても大きな割引材料とはならないだろう。追い切りも時計は平凡なものだが、1週間前追い切りで想定以上の早い時計を出していたから問題ないだろう。あとは鞍上次第。本来は一瞬のトップスピードの高さを売り物とする馬だけに、直線の短いここでも余裕を持って追い出して大丈夫なはず。 相手は一気にホットシークレットを指名する。もちろん、単騎逃げでノーマークとなりそうだという、展開利を期待してのことである。しかしそれ以外にも、前走で強い勝ち方をしたように、力をつけてきているのも忘れてはいけない。後は乗り手次第ではあるが、無視していると痛い目に遭う。
ツルマルツヨシは昨年の有馬記念の予想で書いたが、そもそも体調に問題を抱える馬である。もともと血液濃度が変動しやすく、さらに足下もそう強い方ではないため、連戦をすることはできない。しかし、京都大章典以来の十分間隔をあけたここならば、その不安はない。実際、体調は昨年よりも良いそうである。ただ、長期休養開けのレースがその京都大章典のみというのは割引で、できればもう1戦しておきたかったところだ。馬の気持ちがどれだけレースに向いているかが問題となろう。 トーホウシデンはスタミナ勝負の方が向いてそうなタイプ。菊花賞で敗れた相手がJCで大敗では、この馬の実力にも疑問を持つ節が多いが、菊花賞は出し抜けを食わされた形でもあったし、相手のエアシャカールもJCでは調子落ちであったから、あまり気にしなくて良いだろう。先行して渋太い足を使えるのは今回の展開も向いている。 メイショウドトウはやはり距離の克服が最大の課題だろう。入れ込まずに回ってくれば、馬体を併せて叩き合いにしやすい狭い中山ならば、最後までへたることなく走りきることができると思うが、それでも詰めが甘くなる不安が残る。G1で2戦連続2着は伊達ではないが、逆に使い詰めの疲労も心配だし、この程度の評価に。
後は枠順に評価していく。
このレースをテイエムオペラオーが勝てば、古馬のグランドロードを完全制覇することになる。普通に競馬がなされれば、ほぼ達成されると見ていいだろう。だが、他の馬もそれを指をくわえて待っていることはないだろう。世紀末にふさわしい好レースを期待する。
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