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パンパンの良馬場。先行馬が離して逃げたものの、超スローペースで上がりの瞬発力が要求される競馬だった。勝ち馬の上がり時計は33.3秒。
テイエムオペラオーは、普通に走って普通に勝った。着差は小さいものの完勝で、とりあえず中長距離での不動の地位を保っていた。
ツルマルツヨシは6着。休み明けが思ったより響いた。それだけ。次々走くらいがおもしろい。次もちょっと辛い。
メジロブライトも休み明けで上がりの競馬となれば8着もしょうがない。ただ、この馬はそもそも全盛期は過ぎているように思う。
ロサードは上位2頭から5馬身離れた3着に入ったが、馬群の内側を上手くすくえたもので、どちらかといえば上手く填った部類に入る。調子がいいのは認めるが、G1に出れば掲示板がやっとの馬。でも上がり33.2秒の末脚は食指が動くから困ったもの。
さて、ナリタトップロードだが、道中はスローペースの中を2〜3番手で折り合って進む。テイエムオペラオーが3〜4番手を進んだため、展開は完全にこの馬のものであった。ここで、3角から馬群が動き出し、3角過ぎでテイエムオペラオーなどが仕掛けながら上がってくるところを、4角半ばまで待ってから追い出した。しかし直線に入ってはあっさりと勝ち馬に交わされ、最後は差し返しに行ってはいるものの常に頭差を保たれたままゴールへ。
ここで疑問点が2つある。1つは、今回の仕掛けは作戦通りであったものか。もう1つは、両馬ともに天皇賞に出走した場合にどういう作戦を採るのかである。
まず、本走がテイエムオペラオーを待つ作戦であった場合には、この夏の長期休暇で馬が成長していると期待していたということである。しかし、結果からすれば、この期待は空振りに終わったことになる。今後いかなる展開になろうと、瞬発力勝負では絶対にテイエムオペラオーにこの馬は勝てない。また、作戦でなかったとすれば、これは鞍上が彼我の力量差を認識していなかったということで、完全な騎乗ミスである。
次に、本番でどうかということだが、これは先の疑問から分かるように、テイエムオペラオーと比べてかなり早めに仕掛けて粘り込む作戦を採らなければ勝てないということを示している。今回を例に挙げれば、3角の坂を登る辺りで馬群がペースアップしたときに仕掛け出し、坂の下りでテイエムオペラオーが仕掛けたときに共に(もしくはそれより早く)仕掛けていかなければならなかったということだ。これは今までの戦法から比べるとかなり思い切った転換を図らなければならないということで、それなりの勇気がいる決断である。4歳の春より同じ轍を踏み続けてきた陣営がこのようなことを今更できるかは疑問であるが、やるよりはないだろう。逆に言えば、そこが次走の見所とも言える。
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